亀の混泳は可能なのか

亀の飼育方法

みなさん、はじめまして。
「かめのおうち埼玉ベース」担当の亀友です。私は日頃からカメをはじめ、さまざまな生き物を飼育しています。生物が好きすぎて、大学ではサークルを立ち上げてしまったほどです。

さて茶番はここまでにして、今回のテーマに入りましょう。
タイトルにもある通り、今回は 「亀の混泳は可能なのか」 について。
「亀と亀を同じ水槽で飼って大丈夫?」「魚と一緒に飼える?」と考えた方も多いはずです。ここでは、インターネットの情報や私自身の経験をもとに紹介していきます。

混泳とは?

お魚を飼われている方はご存じかもしれませんが、混泳とは同じ水槽や池などの飼育環境で、複数の種類の魚や水生生物を一緒に飼育することを意味しています。熱帯魚・金魚・メダカ・エビ・カメなどを同じ環境に入れる場合にも混泳と呼びます。


インターネット上では?

カメの混泳について調べると、よく出てくるのは以下のような意見です。

  • カメと魚を混泳させると捕食される可能性がある
  • カメ同士で共食いしてしまう可能性がある
  • 毒を持つ生物と一緒にするとカメが死んでしまう

確かにカメは肉食傾向が強いため、小魚は食べられてしまうことが多いです。
また、空腹状態のカメ同士だと共食いに発展する可能性も。実際にホームセンターなどで売られている多頭飼育のカメを見ると、甲羅やしっぽが欠けていることがあります。

さらに、アカハライモリのように毒を持つ生物との混泳は危険。フグと同じ種類の毒があるため、カメが捕食してしまえば命に関わります。


私自身の経験談

1. カメとカメの混泳

私は現在、ベランダでアカミミガメ(20cm)、クサガメ(10cm)、クリイロハコヨコクビガメ(10cm)を混泳させています。最初は不安もありましたが、実際にやってみるとケガもなく、今のところ問題なく共存できています。

ただし注意点があります。

  • 気性の荒いカメとは混泳させない
  • 子亀と大人のカメを一緒にしない(子亀が食べられてしまう可能性がある)

この2点は必ず守るべきです。

2. カメと魚の混泳

基本的に水ガメは肉食傾向ですが、混泳できるケースもあります。

  • 子亀の時期
  • 魚のほうがカメより大きい場合

たとえば「ミシシッピニオイガメ」は世界最小クラスのカメで、魚との混泳例が多くあります。生まれたての子亀と魚なら共存可能です。

ただし、カメが空腹になると魚を食べてしまうので、口に入らない大きさの魚を選ぶのがポイントです。
神社や公園の池で「錦鯉とアカミミガメ」が一緒にいるのを見たことがある方も多いでしょう。あの錦鯉は亀よりも大きいため、捕食されにくいのです。


まとめ

今回は「亀の混泳」について紹介しました。ポイントを整理すると…

  1. 子亀と魚は混泳できるが、カメを空腹にしない
  2. 亀同士を混泳させるときは大きさをそろえる
  3. 亀と魚を混泳させる場合も大きさが重要
  4. 気性の荒いカメは混泳を避ける
  5. 毒を持つ生物とは混泳させない

ただし、多くのサイトにも書かれている通り、混泳に「絶対の安全」はありません
それぞれの環境や個体差を見極めながら、慎重に飼育することが大切です。

野生のカメには注意!

野生のカメを拾い混泳させるには以下のことを理解しておいてください

  • 道端で動物を拾ったり、捕まえて飼育(保護も同様)したら終生飼育が義務つけられてます。
  • アカミミガメに関しては、一対一の譲渡は可能だが不特定多数、特定多数への頒布は申請が必要。
  • 野性へ戻す行為は法律違反で罰則も重い。
  • 道路で拾った場合は、安全な場所に避難させるだけがベター。

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