ミドリガメの保護活動について
今日は、私がなぜ亀の保護活動を始めたのかについてお話ししたいと思います。
ミドリガメとは?
まず、私たちが保護対象としている「アカミミガメ属(ミドリガメ)カンバーランドキミミガメ、キバラガメ」についてご紹介します。
通称ミドリガメは、正式には「ミシシッピアカミミガメ」といい、日本では長年ペットとして親しまれてきました。
その他にもアカミミガメ属はカンバーランドキミミガメとキバラガメと言う亀もいます。

特に昔は、お祭りの「カメすくい」などで安価に販売され、300円程度で手に入れることができるほど身近な存在でした。
しかし、成長すると20〜25cmほどの大きさになり、飼いきれなくなった人々が自然に放流してしまうことが多くありました。
この結果、ミドリガメは在来種の亀を圧迫し、水草を食い荒らすなどの影響を及ぼし、日本の生態系に大きな問題を引き起こしてしまいました。
条件付き特定外来生物への指定
この問題を受け、2023年6月にアカミミガメ属やアメリカザリガニが「条件付特定外来生物」に指定されました。
これにより、放流や輸入・販売の規制が厳しくなり、自治体による駆除活動も本格化しています。
実際、多くのアカミミガメ属が冷凍殺処分されている現状があります。
保護活動を始めた理由
アカミミガメ属の現状を知ったとき、私は衝撃を受けました。
人間の都合で日本に連れてこられたにもかかわらず、その後捨てられ、駆除されるという運命をたどる亀たち。
もし彼らの立場になったら、どれほど無念だろうかと思い、何かできることはないかと考えました。
そこで私は「かめのおうち」という団体のもとで、保護活動を始めることにしました。
かめのおうちの活動

現在、「かめのおうち」では、多くの亀を保護することを目標に活動しています。
まだまだ、全国的にもっと多くの亀を保護するシェルターが必要だと感じています。
そのため、私は「全国に亀シェルターを作ろう!」というプロジェクトを立ち上げました。
興味を持ってくださる方には、シェルターの設置方法や運営の仕方をお伝えします。
みなさんへお願い
アカミミガメ属を守るためには、全国の皆さんの協力が必要です。
もしカメの保護活動に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
一緒に全国に亀シェルターを広げ、アカミミガメ属を救う活動を進めていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
  
  
  
  

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